つぶ日記

2018-09-25
頑張れ仔猫くん!!!

生後約2か月のまだ1.2kgしかないちいさな体で拾われた子猫、交通事故にあったようで後ろ足の骨折はしていたものの、元気に暮らしていました。
ある日、おしっこがでなくなり当院へ…

検査の結果・・・尿道閉塞を起こしていました。
おそらく交通事故の後遺症でしょう。

この子を助けるためには手術が必要です。手に乗るほどのサイズの仔猫にしてみれば大きな手術です。

当院ではこの子を預り、「恥骨前尿道造痩術」と言う手術をする事にしました。
「恥骨前尿道造痩術」とは、お腹の中にある尿道を切り離し、お腹の皮膚に縫い付け、排泄させるための手術です。つまり、術後はお腹の皮膚からおしっこを出す猫さんになるという事です。
今回の仔猫の場合手術のリスクはとても高いです。

体温の下がりやすい仔猫への開腹手術です。体温管理や麻酔の濃度管理はより丁寧に行う必要があり、血液検査上では腎臓へのダメージも大きく、不安はつきせん…。
それでも仔猫の命を助けられる唯一の手段ですから…
やるしかありません(>_<)! ・・・ 1時間ほどの手術でしたが、仔猫さんはこの大きなリスクを乗り切ってくれました(*´▽`*)!!!

しばらくはカラーを付けての生活ですが、そこは仔猫…ちっとも気にしません( *´艸`)!

長いカラー生活の中、当院のもずくに合わせてみると…

もずくの方が怖がって逃げています( ´艸`)

大御所のミルじいさんに合わせてみると・・・


今度は仔猫の方が威圧感に圧倒(笑)
さすが大御所…仔猫なんかに見向きもしない!っと言ったところでしょうか…

しかしやっぱり…

気になるようです(*’ω’*)笑

今ではカラーも取れて排泄もスムーズ。
体重も1.6kgになりました!


少しずつ大きくなっています。
とっても甘えん坊の仔猫なのに仕事もありなかなか遊んであげられません…それでも元気に育っています!