もうすぐ震災から6年。
「もう」なのか「まだ」なのか…
つぶは震災のあった年に生まれました。
あの日も今日のように寒い日だった事を今でも覚えています。
震災があった翌日、
停電はありましたが、当院では出来る限りいつも通り診療をしました。
震災でライフラインが確保しにくく、自分達の事で手一杯にもかかわらず、体調の悪い動物を連れて来てくれる飼い主さんの優しさに心から感動しました。
命の重みは動物だって同じです。
震災の教訓は人間だけでなく、ペットの管理にも役立てて欲しいと思い、当院での出来事をお話します。
震災の2日後、当院の患者様ではない方が来院されました。
「フードが切れてしまい、ホームセンターに行ったが売り切れていて、他でも貰えなかった。どんなフードでもいいので売って欲しい。」
そうお願いされました。
飼ってるのが大型犬との事で食事の量も多いですが、幸い当院には食事のサンプルがいくつかあったので数日分になるようにもちろん無料でお渡ししました。
それからしばらくし、こんな話を聞きました。
ローリングストック方。
知っている方も多いかもしれませんが、普段の食事や日用品を常に1週間分以上ストックし、そこから使い、1週間分を切ったらまた補充する方法です。
つまりどんな状況になっても1週間分の生活必需品は確保出来ると言う事です。
「なくなった」もしくは「なくなりそう」だから買いに行くのではなく、余裕を持って買いに行く事ご大切なんです。
動物の支援は災害時後回しになります。自分達で出来る備えをしっかり行う事で、大切な命を守る事が出来ます!
たくさんの教訓を生かし「いつか」の災害に備えて下さい!